マネーの定着化 2008 8 10

 マネーの定着化を推進するために、
株式投資において、配当金や譲渡所得(capital gain)の非課税を主張します。

 このような主張をすると、必ず「金持ち優遇だ」という批判が出てきます。
しかし、そういう批判をする人は、必ず経済音痴か経済無知です。
あるいは、高校生レベルの批判です。
 冷静に考えてほしいのです。
いくら株式市場が急騰しても、誰も困る人はいないはずです。
しかし、商品市場や原油市場が高騰すると、全員が困るでしょう。
 世界には、数百兆円の投機資金や投資資金が存在します。
その数パーセントの資金が、商品市場や原油市場に流れ込んだら、どうなるか。
 たとえば、原油相場の指標となるアメリカの原油先物市場を取り上げましょう。
アメリカの原油先物市場は巨大に見えても、
実は、主要国G7の株式市場の規模と比較したら、100分の1以下の規模です。
いや、200分の1以下でしょう。
 天文学で使うような数字の「巨額の資金」が、
株式市場から流れ出さないように、
何らの対策が、ぜひとも必要です。
今のところ考えられるのは、証券優遇税制しかないと思います。
 このように書いても、
「海の向こうの話なんて、私には関係ない」という人がいます。
 しかし、それも間違いです。
あまりにも長く続いた日本のゼロ金利政策によって、
日本の個人金融資産(これもかなり巨額)が、
日本の超低金利を嫌って、海外へ流出しています。
その金額も、天文学で使うような数字です。
そういう資金が、外国で投機資金の資金源に化けています。
 投機資金が、商品市場や原油市場に流れ込んで、世界経済は混乱。
しかし、あなたも間接的な犯人です。
















































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